マルクエンチ処理は一般的に赤熱後、ソルト(例えばNaNO2:KNO3=1:1 融点:140℃)槽での冷却で行われます(オーステンパ処理ほど長時間の冷却ではありません)。これにより、表面と内部の温度バラツキを軽減させた焼入れが可能となり変形の抑制に効果が見られます。
表面・内部ともMs点直上にまで冷却しその後ゆっくりとマルテンサイト変態を生じさせることにより、熱処理ひずみが安定します。
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