ガス浸炭焼入れ
鋼(はがね)の機械的性質は炭素の含有量に依存します。浸炭は低炭素の材料を浸炭用のガス中で加熱することで材料表面に炭素を浸透拡散させる熱処理方法です。(文字通り「浸炭」です。)
そして浸炭後に焼入れを施すことで表面は硬く、中心部は靭性に富んだ製品となります。強度や耐摩耗性が要求されるギヤ、シャフトなど多くの部品に適用されています。
金属組織及び処理条件
処理前 |
処理後 |
ガス浸炭窒化焼入れ
一般的に浸炭処理は約930℃と高温で行われます。そのため焼入れによる変形も大きくなります。浸炭窒化は浸炭用ガスに少量の窒化用ガスを混合させて材料表面に炭素と窒素を浸透拡散させることで約800℃の低温での浸炭処理が可能となります。加えて表面に侵入した窒素の効果を利用して合金成分の少ない低級鋼にも適用可能です。
金属組織及び処理条件
処理前 |
処理後 |
設備
バッチ型ガス浸炭炉 |
ピット型ガス浸炭炉 |
対応できる工場
海田工場 〒736-0034 広島県安芸郡海田町月見町9番9号 TEL:082-822-2957 FAX:082-822-7294 |
志和工場 〒739-0265 東広島市志和町冠字深迫190-1 TEL:082-420-5511 FAX:082-420-5615 |
東海工場 〒473-0921 愛知県豊田市高丘新町春日138番地 TEL:0565-52-3631 FAX:0565-53-4611 |
防府工場 〒747-0824 山口県防府市新築地町26番1号 TEL:0835-25-3737 FAX:0835-25-8626 |
お問合せ先
株式会社ナガト
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